落ち込んだパチンコ業界を支えたチューリップのゲーム性を解説します。

パチンコの歴史③チューリップ

赤いチューリップ

 

パチンコにおけるチューリップとは、花のように開閉して入賞口に球が入りやすくなる役物で、1960年代の登場した当初は連発式パチンコ禁止で落ち込んだ業界を救う存在として注目をあつめました。
昨今は電チュー(電動チューリップ)が主流ですが、当初は球が入る力でチューリップが開閉し、連発式でなくても出玉を増やしやすくすることを目的にしたシステムでした。
レトロ機のチューリップと進化した最新パチンコ台の電チュー・電サポの歴史を紹介します。

 

 

本来のチューリップ

チューリップのパチンコマシン

 

1960年に登場した当初のチューリップは、電動式ではなく特定の入賞口に入るとチューリップが開いたままになり、再び球が入ると花が閉じるものでした。
電気ではないチューリップ機は「普通機」とも呼ばれ、球が入る力でチューリップを開閉させるのが特徴。人気機種は球が入る度に交互に開閉する仕組みです。

 

ほかにも特定の入賞口に入ると複数のチューリップが開く。もしくは一定の回数が入賞口に入るまでチューリップが開いたままになる仕様になっています。
通常のチューリップ機(普通機)は大当たりの概念がありませんが、チューリップの開閉によってゲーム性を高め、特定の入賞口に入ることでチューリップの開閉が優遇されて出玉が増えていきます。
チューリップが登場した当初は連発式パチンコの禁止で出玉性能が弱くなっていましたが、チューリップの登場によって、連発式でなくてもチューリップが開けば出玉が増えるゲーム性で、衰退していたパチンコ業界を支えました。

 

 

電動チューリップへの進化

1980年に初めてデジパチが登場したのと同時に電動チューリップが普及します。
電動チューリップは文字通り電動でチューリップが開閉する役物で「電チュー」と略されています。

 

通常時では不定期もしくは特定の入賞口に入ると一瞬だけチューリップが開くこともありますが、基本的には確変時に電チューが開きやすくなるのが特徴です。
電動チューリップの登場によって、確変中は持ち玉をほとんど使わずにゲームを消化できるようになりました。

 

電チューと電サポの違い

電サポは「電動チューリップサポート」の略で、電チューが開きやすくなる状態です。
最新のパチンコ機は確変や時短など特別な状態しか電チューが動かないため「電チュー=電サポ」と捉えても問題ありません。
ヘソに電チューがあった一昔前のパチンコは、通常時でもたまに電チューが開くことがあるので、電チューと電サポは別の扱いでした。

 

右打ちへの移行

2000年代より大当たり中および確変・時短中に右打ちをする機種が普及し、現在あるパチンコ台の9割は電チューが右側です。
チューリップのようにパカパカ開くものではなく、入賞口の蓋が開閉するタイプもありますが、昔からの名残で電動で動く入賞口は全て電チューと呼ばれています。

 

入賞口がヘソと同じ場所にある従来タイプの場合は、確変中にヘソ入賞で通常大当たり(単発)を引くリスクがありましたが、通常時と右打ちで入賞口を差別化することで確変中のヘソ当たりを回避できるメリットがあります。
また、右打ちは入賞が安定して確変・時短消化を早くできることから、ST機では標準仕様と呼べる存在になりました。

 

 

ページの先頭へ戻る